秋のバロックコンサート終わりました。

先週秋のバロックコンサートが終わりました。

1日に2公演は初めてでしたが、みなさんとても慣れていて順調にプログラムが進みました。

第1部のラモーコンサートはめったに出来ないラモーのコンセールを4曲も出来ました。

アンサンブルにもいろいろありますが、このコンセールはフルート、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロがそれぞれが力量を発揮する曲です。フランスバロック期の最高峰。アンサンブルの醍醐味を極めた作品です。

みなさんも醍醐味を感じた演奏会になったと思います。

 

第2部はリュリ、ダングルベール、ラモーの作品を辿りながら、フランスのチェンバロ音楽から舞台音楽に至る変遷を弾いてみました。

フランス・バロック音楽はルイ14世が育てたと言えます。

ルイ14世の庇護なくしてはこれだけ多くの作曲家が育たなかったと言えます。中でもイタリア生まれのリュリの才能を育て伸ばしたことはその後のフランス音楽にどれだけ有益であったことか。

ありがとう!ルイ14世様です。

リュリにはチェンバロ作品がないということで、リュリはこれまで鍵盤奏者には馴染みのない作曲家でしたが、実はダングルベールが彼の舞台音楽をチェンバロ用に書き起こし残していたのです。

美しいですよ。そして、実に舞台音楽らしいスケールの大きな曲です。

 

今月23日のコンサートでも弾きます。